ウルセラか、サーマクールFLXか、治療の違いをご覧ください。

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ご予約・ご相談

ウルセラとサーマクール、「どちらを受けたら良いのか自分では判断出来ない。」という方も多いかと思います。
どちらが適しているのかをクリニックに問い合わせてもあいまいな答えしか返ってこない、または、医師が治療の本質や違いを理解しておらず明確な答えが貰えないなど、結局患者様の好みで選択させるクリニックさえあるようです。
高い治療費を無駄にしないためにも、ウルセラとサーマクールの治療の本質を、患者様自身で理解することをおすすめします。

ウルセラサーマクールFLXの違い

照射範囲

ウルセラとサーマクールFLXでは狙う照射ポイントに違いがあります。

照射ポイント照射ポイント

ウルセラの標的部位

SMAS(皮膚を支える層)を
構成するコラーゲン線維

  • ・皮膚よりも深い部分であるSMAS層のコラーゲンを加熱・変性→SMASが収縮→それに従って皮膚が動きます。(糸のリフトに発想が近い)

※ウルセラの特徴については、こちらのページをご覧ください

サーマクールFLXの標的部位

真皮のコラーゲン線維+
脂肪層に入り込んだコラーゲン線維

  • ・皮膚自体のコラーゲンをじわじわ引き締めていく(一番見えている部分自体を改善)

※サーマクールFLXの特徴については、こちらのページをご覧ください

  • 表皮とは、皮膚の細胞がどんどん分裂して表に向かって移動している部分を指します。
    たるみとは無関係なシミなどで問題になる部分です。
  • 真皮とは、コラーゲンでできていて体を表面から支えている部分を指します。
    コラーゲンは年齢とともに、量の減少、質の劣化などが起こり、たるみの原因のひとつとなります。
    また、先天的ににコラーゲンの質が良い人、悪い人(たるみやすい)がいます。
  • 脂肪層とは、脂肪細胞を溜め込んでいる層を指します。
    脂肪細胞自体に支える力はありませんが、ボリュームを保つ効果があります。
    脂肪層にもコラーゲン線維などが入り込んでいるため、SMASの一部を構成しているとも言えます。
  • SMASとは、脂肪層から派生するコラーゲン線維と筋膜から派生するコラーゲン線維が絡まっている部分を指します。
    イラストでは脂肪層と筋層の間にしっかりあるように描いてありますが、実際には顔の部位によって脂肪層の表面近くを指したり、筋層に近い部分だったりします。
    考え方として”皮膚より深い部分で顔の構造を支えているコラーゲン線維などが絡まりあった領域”でいいと思います。
    ※リテイニングリガメントとは、SMASの中でも特に強く皮膚と深部組織を結び付けている部分です。
  • 筋層とは、表情筋などを指します。
    年齢とともに筋力が落ちボリュームも減るため、シワやたるみなどで問題になる部分です。
  • 顔面を構成する骨も、年齢とともにボリュームがなくなっていきます。

加熱方法

ウルセラもサーマクールFLXも、基本的に行っているのはコラーゲン線維の加熱ですが、加熱方法に違いがあります。

ウルセラの熱発生原理

超音波(HIFU)

  • 照射深度が1.5㎜(真皮深層)・3.0㎜(皮下組織)・4.5㎜(SMAS筋膜や顔面靭帯)の3層に厳密に固定
  • ・SMASを点状に焼きます。
  • ・SMAS層のコラーゲン線維は皮膚と異なり密度が低いため、点状に照射された部位に向かって大きく縮む性質があります。
  • ・SMASは皮膚では無いので、焼いたとしても瞬間であれば、皮膚の細胞を殺すことはなくやけどは起こりません。

身近なものに例えると…

皮側を下にした鶏むね肉を熱々のフライパンに乗せてすぐに引き上げます。
鶏皮だけ大幅に縮みますが、これをもう一度繰り返してもそれ以上は縮みません。
超音波のエネルギーを一点に集めることで発熱させます。

(虫眼鏡で太陽光を集める感じ)

サーマクールFLXの熱発生原理

高周波(ラジオ波:Radio Frequency)

  • 真皮層を中心に深さ4.3㎜(皮下組織~筋膜)付近まで広範囲に加熱します
  • 広範囲に照射して顔全体を引き締めます
  • ・真皮と脂肪層に入り込んだコラーゲン線維を55℃くらいの温度に面で持っていきます。
  • ・コラーゲンは僅かに収縮します。
  • ・あまり強く加熱するとやけどになってしまうので精密な出力調整が必要です。(1ショットごとの出力調整はサーマクールFLXにできてサーマクールCPTにできません。)

身近なものに例えると…

生卵の白身に熱を加えていくと白いのが混じり始めます。そのまま同じ感じで熱を加えていくと固茹で卵になります。(皮膚ならやけどしている状態です。)
固茹で卵にしないまま白い混じり物をできるだけ増やしたいので、加熱しては冷やし、加熱しては冷やす。を繰り返します。

電気を体に流してちょうど皮膚あたりで発熱させます。
(電球のフィラメントと似た原理)

重ね打ちの効果

ウルセラ

重ね打ちは無意味

  • ・照射により焼いて一気に変質させたSMASのコラーゲンは、重ねて照射してもそれ以上縮まないので重ね打ちは無意味です。

※万が一超音波の焦点が皮膚の浅さになってしまっていたら最低出力ですら皮膚を焼いてしまうことになり部分的なやけどとなります。
基本的にそれでも点状照射なので重ね打ちしていなければ回復可能ですが、重ね打ち(あるいは多すぎる照射)では皮膚を焼いている部分が近接してしまうので回復不可能なやけどになります。
そのため重ね打ちあるいは必要以上の照射数は害にもなりかねません。

サーマクール

重ね打ちが重要

  • ・1ショットの照射では、真皮のコラーゲンの収縮は少しだけです。加熱→冷やす→加熱を繰り返して変質したコラーゲン量を増やしていく必要があるので重ね打ちは重要です。

効果を出すために最も重要なこと

ウルセラ

最高出力で照射し、適切なショット数を確保する。

※ウルセラはSMASを焼く機械ですが、瞬間的に焼くことができない程度の低い出力では、SMASは全く反応しません。
ウルセラの出力はサーマクールと違って4つしかありません。一番強い出力と一番弱い出力は1.8倍です。
ウルセラにはやけどの心配がないため、すべての出力が使用可能です。
出力の選択は、純粋に痛みの程度だけですので、全身麻酔をすれば問題ありません。

サーマクール

安全で効果の出る出力を守り、
総熱量を上げるため多くのshot数を照射
する。

※加えた総熱量=1ショットの面積×出力×shot数です。やけどしない出力を守りつつ、この総熱量を多くするほど効果が高くなります。
サーマクールFLXの1ショットの面積は、4.0cm²です。
出力の選択は、下の表のように7 J/cm²から46 J/cm²までありますが、17 J/cm²がテスト照射の出力。27 J/cm²はやけどするので禁止です。
麻酔なしで行う場合、痛みが強すぎるため、7J/cm²で行われてしまうケースがほとんどで効果が低くなります。

副作用・リスク

■痛みが発生する理由

ウルセラ
  • ウルセラはSMASを点状に焼灼する治療器なので、SMAS付近の神経にも高熱が加わります。神経細胞自体が熱によるダメージを受けるため、その痛みは強烈ですが、時間とともにダメージは回復していきます。
  • SMASを収縮させる治療機(すべてのHIFU(ハイフ)、シンシア以外のウルセラ)において痛みが”軽い”とか”無い”というのは”効果が得られない治療をしている”ということと同義だと考えられます。
サーマクール
  • サーマクールの加熱は電気により発生します。そのため、コラーゲンの他神経にも電気が流れてしまいます。
    痛覚を司る神経も電気的な刺激によって反応するため強い痛みを感じてしまいます。
  • 熱によるキケンを感じる神経と痛みを感じる神経は別なので、サーマクールの出力を痛み基準に調節することは必ずしも妥当とは言えません。

■やけどが発生する理由

ウルセラ
  • 皮膚ではなくSMASを焼いているので皮膚のやけどは基本的に起こりません。
  • ※ただし以下の場合やけどの危険性があります。
  • ・超音波の焦点が、SMASの深さではなく皮膚に合ってしまった場合。
  • ・重ね打ちをしたりショット数が多すぎる場合。
  • ・痩せて骨ばった人はカートリッジが浮きやすくリスクが高まります。
サーマクール
  • 皮膚に対する治療なので、“出力が高すぎて皮膚が高温になった場合”あるいは重ね打ちによる“熱溜まり”が過度になった場合にやけどになります。

■ダウンタイム

ウルセラ
  • SMASを”焼いている”ので腫れることがあります。(個人差・体調により腫れの程度は異なります。)
サーマクール
  • 基本的に腫れません。

■治療の間隔

ウルセラ
  • 一度収縮したSMAS層が更に収縮することができるようになるまで一定の時間がかかります。
  • 2ヶ月以内の照射は意味がない可能性があります。
サーマクール
  • 1ヶ月程度あければ特に問題はありません。

全身麻酔について

ウルセラ

最大限の効果を出すため、
全身麻酔をした上で一番強い出力で施術します。

SMASを焼くにはある一定の出力がないと全く反応しないわけです。弱い出力を数多く照射しても効果が得られないのですが、出力を上げての照射は強烈な痛みを伴うので、麻酔をかけて痛みを感じずにできる全身麻酔下の施術というのがとても理にかなっていると思います。

サーマクール

全身麻酔をした上で、安全かつ効果が期待できる出力で、
4.0平方センチを使用し600shot照射します。

サーマクールは休憩なしに(適切な熱溜まりを作りながら)安全である限り高い出力を(すなわち推奨出力)連続で照射して熱を加えていくことが重要な施術なので、麻酔をかけて痛みを感じずにできる全身麻酔下の施術というのがとても理にかなっていると思います。
安全を担保するためには出力を最高でレベル2.5までにしておくことと、適宜皮膚を触りながら熱溜まりが強くなりすぎていないかを見ながら行うことが重要だと考えています。

ウルセラ・サーマクールFLXどちらが向いてるか

ウルセラが向いている場合
  • 皮膚自体のたるみがある。
  • つまんだときの伸びはほどほど。
  • 皮膚と深部組織のつながりが強いためSMASが締まれば皮膚が連動して動いてくれる期待が高い。

サーマクールが向いている場合
  • 皮膚自体のハリが弱く、つまむとよく伸びる。
  • 皮膚と深部組織の繋がり(リテイリングリガメントなど)が弱い。
  • 見た目にダイレクトにつながる皮膚のたるみ・緩みの改善に重点を起きたい。
  • リテイリングリガメント(皮膚とその下をつないでいる組織)の補強などにも効果が期待できる。

年齢を重ねると、皮膚自体もSMASも皮膚と深部組織のつながり(リテイリングリガメントなど)もすべて緩んできます。
「何の治療を重視した方が良いのか?」というお悩みを持たれる場合は、多くの患者様のお顔を触ってきた医師のアドバイスを受けることをおすすめします。